俳優の稲垣吾郎(50)が8日、都内で行われた映画「あんのこと」の完成披露上映会に参加し、かつての仲間について言及した。

 2020年6月に新聞に掲載された「少女の壮絶な人生をつづった記事」に着想を得て描く、実話をもとにした衝撃の人間ドラマ。「ビジランテ」や「ギャングース」の入江悠監督が、社会の中で「見えない存在」にされてしまった人々を、鎮魂と公開の思いを込めてまっすぐに見つめるこん身の一作となっている。

 作品にちなみ、MCから「運命を変えた出会い」の質問が。佐藤二朗が「妻です!」と語ると、それを受け稲垣は「どうしよう。妻もいないし…」と少し考え「中学2年生ぐらいからこの業界にいて、結局ずっとやってきたメンバー」と告白。

 「グループは解散していますけど、草なぎさんと香取さんは一緒にやっているので、これはすごいことだなと。もう30年以上」としみじみ。「新しい地図」のコンサートにも足を運んでくれるファンの姿に「来てくれるお客さんもデビュー当時から来てくれている方とか、親子三代にわたって来てくれる人もいて、それはすごくありがたいなと感じますよね」と感謝を口にした。

 佐藤から「いいよ吾郎ちゃん。結婚っていうのはいいもんだよ」とすすめを受けると、稲垣は「ありがとうございます。頑張ります!」と優しく微笑んだ。