4月25日、宮城県内の一部の小中学校で給食に出された牛乳を飲んだ児童・生徒らが腹痛などを訴えた問題で、体調不良は70人ほど増えて675人以上にのぼることが分かりました。牛乳を製造した会社では、原因究明を急いでいます。

この問題は4月25日、給食で東北森永乳業が製造した牛乳を飲んだ仙台市内の小中学校の児童・生徒から「いつもと味が違う」などと訴える声が相次いだのを始め、県内8つの自治体で体調不良が報告されているものです。体調不良は、4月26日の集計から70人ほど増えて675人以上にのぼることが分かりました。

内訳は、仙台市内で39校337人、岩沼市でおよそ100人、山元町では教職員を含め99人などとなっています。

東北森永乳業は工場に保管しているサンプルや運送方法など、調査を進めていますが、「現段階で問題が見つからず、原因を調査中」としています。

このため、各自治体は安全が確認されるまで牛乳の提供を停止することにしています。