世界最高のDFの1人

アーセナルに所属するDFウィリアム・サリバは世界最高のDFの1人に成長したが、フランス代表では思うような出場機会を得ることができていない。

代表指揮官ディディエ・デシャン監督はサリバをスタメン固定で使わない理由を語ったが、これに反論しているのが元フランス代表DFフランク・ルブーフ氏だ。ルブーフ氏は0-2でドイツ代表に負けた後、米『ESPN』にて今のフランス代表の最も弱い部分を問われ、このように答えている。

「今はディフェンスだと思うよ。昔は強かったと思う。しかしディディエ・デシャンは誰がCBのコンビとしてベストか悩んでいる。彼は(ドイツ戦の敗戦を)別の方法で解決しようとした。中盤には素晴らしい選手が揃っていると言える。彼らがどのように連携するのかは疑問符がつくだろうが、才能はある。フランス代表の中盤の選手の名前を見ると、クレイジーだと思う。ディディエはディフェンダーとしてプレイするのに適した4人の選手を見つけなければならない。彼がそうすれば、非常に強くなるだろう」

さらに同氏はサリバが現在フランス最強のDFかどうか聞かれると、「そうだね、私もそう思う」と答え、フランス代表では絶対的な存在になれないサリバについて触れている。

「それが私にとっての本当の疑問だ。なぜサリバがいつもプレイしていないのか理解できない。彼は自分が現在世界最高のディフェンダーであること、いや、ビッグクラブでプレイしている現在最高のフランス人ディフェンダーであることを世界に示した。なぜ彼がそこでプレイしないのか分からない。彼は本当にすごい人だよ。彼にはあのレベルでそれを示す機会が与えられるべきだ」

アーセナルでは絶対的存在として君臨するサリバだが、フランス代表ではDFバンジャマン・パヴァールとDFダヨ・ウパメカノが同選手を抑えてスタメンに名を連ねることもある。2戦目のチリ代表(3-2)との試合にはスタメン出場を果たしたサリバだが、デシャン監督の信頼を勝ち取り、フランス代表でも絶対的な存在となれるだろうか。