当時はそこまで有名な存在ではなかった

2017年にドイツのインゴルシュタットからブライトンへ移籍して7年。当時ほぼ無名だったドイツ人MFは、今やイングランドでも高い評価を受けるブライトンの中心選手となった。

ブライトンを指揮するロベルト・デ・ゼルビが絶賛するのは、32歳を迎えているMFパスカル・グロスだ。

今季のブライトンは怪我人が続出する難しいシーズンを過ごしているが、グロスは34試合に出場して4ゴール10アシストとフル稼働。懸命にチームを引っ張っている。その才能をデ・ゼルビも絶賛しており、グロスはブライトン全体をコントロールするピッチ上の監督と言っていい存在になっている。

「パスカル・グロスは素晴らしい選手になった。我々にとってトッププレイヤーだ。彼はどのビッグクラブでもプレイできると思う。彼はクレバーで、非常に優れた選手だからね。彼のサッカーへの情熱、姿勢は信じられないものだよ。彼のレベルは2、3シーズン前よりも上がっているし、私は彼にチームに残ってほしいと思っている」(『Sussex Express』より)。

2017年当時、ブライトンは僅か300万ユーロの移籍金でグロスを獲得している。そこから通算259試合をこなし、32ゴール52アシストと見事な成績を残しており、ブライトンにとってグロスの獲得は大正解だった。