三重県熊野市で、商工会議所の職員が6400万円以上を着服して懲戒解雇されました。  熊野商工会議所によりますと、経理を担当していた元職員の31歳の男性は、4月までの約3年間に商工会議所の5つの口座から現金計6470万円余りを着服し、4月22日付で懲戒解雇されました。  男性は出金伝票に勝手に銀行印を押し、約110回にわたって銀行で現金を引き出したうえ、発覚を免れるため編集ソフトで改ざんした数字などを通帳に印刷していました。  男性は「スポーツ系のギャンブルや、女性関係などに使った」と話していて、熊野商工会議所は刑事告訴する方針です。