大相撲春巡業が13日、神奈川・藤沢市の秋葉台文化体育館で行われ、大関豊昇龍(24=立浪)が叔父の元横綱朝青龍(43)の緊急入院についてのコメントを避けた。

 この日の巡業で豊昇龍は、子供たちとのぶつかり稽古で胸を出し、本場所中とは異なりリラックスムードだった。

 しかし前12日には、元朝青龍が自身の「X」(旧ツイッター)で入院していることを発表。病名は明らかにしておらず、報道陣から叔父についての質問が飛んだが、「その話は聞かないで」と繰り返した。

 豊昇龍は先月31日に三重・伊勢神宮で巡業が始まったが、体調不良で取組を外れていた。「(現在の状態は)よくも悪くも普通。神宮の時は熱が出てフラフラする中で、(体温が)40度近く出ていた。その日は何も食べられなかったし、死ぬのかなと。日本に来てからよく、へんとう腺が腫れるし、特に場所前によく腫れちゃう」と悩みを明かした。

 来月の夏場所(東京・両国国技館)に万全の状態で挑むために、調整を続けていく。