栃木県那須町の河川敷で焼けた2人の遺体が見つかった事件で、警察が東京都内の警察署で20代の男性から任意で事情を聴いていることが、捜査関係者への取材で分かりました。

【映像】犯行現場の様子

　16日、栃木県那須町の河川敷で2人の焼けた遺体が見つかり、警察は遺体の状況から死体遺棄事件として捜査本部を設置しました。警察によりますと、2人のうちの1人は東京・台東区に本籍がある宝島龍太郎さん（55）と判明しました。

　捜査関係者によりますと、遺体の近くにはガソリンなどを入れる携行缶のような容器が置かれていたということです。またもう1人の遺体は、女性用のブーツのようなものを履いていたことがわかりました。また現場では何かを引きずった跡もあったということです。

　現場の状況などから、警察は何者かが2人を引きずり油などをまいて火をつけた可能性もあるとみて調べています。今後、警察はこの男性が何らかの事情を知っているとみて話を聞くとともに、共犯者もいるとみて慎重に調べています。（ANNニュース）