【MLB】パドレス10−2カブス(4月10日・日本時間11日/サンディエゴ)

 カブスの鈴木誠也外野手が「2番・ライト」で先発出場。4打数無安打3三振と完全に抑えられ、連続出塁は9試合でストップした。また、パドレスの松井裕樹投手が7回から2番手で登板。打者3人に対しわずか4球で無失点という投球を見せた。試合は松井が登板したパドレスが大勝している。

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 この試合の前までチームトップタイの14安打で打率.326、2本塁打、チームトップの12打点と好調のカブス鈴木だったが、この試合はパドレス先発シースの前に沈黙。第1打席はナックルカーブやスイーパーを見せられたあと、切れ味鋭いスライダーに手が出ず見逃し三振に倒れる。続く第2打席もスライダーに手を焼きストレートを捉えきれず、最後は顔の高さに近い97.7マイル(約157.2キロ)のストレートに手を出してしまい空振り三振を喫した。

 第3打席は2死一、二塁とチャンスで回ってくるも、2球目を打たされてピッチャーゴロ。8回の第4打席はこの回からマウンドに上がった3番手ペラルタに空振り三振に抑えられた。鈴木は4打数ノーヒットで9試合連続出塁でストップ。カブスも敗れている。

 試合はパドレスが2回に連打で2点を先制。その後も2本のホームランなどで効果的に追加点を挙げる。投げては今季新加入の元ホワイトソックスのエース・シースが3回をノーヒットの素晴らしい立ち上がりを見せると、4回にブッシュに2ランを浴びたものの6回を投げ毎回の7奪三振、自責点0の好投。3年連続シーズン200奪三振を継続する実力を発揮し、移籍後初勝利を挙げた。7回には松井裕樹も登板。1安打は許したものの打者3人で切り抜け、4球で1回を無失点に抑えている。勝ちパターンでの継投できっちり役割を果たすピッチングとなった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)