4月5日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対埼玉西武ライオンズの一戦で、西武の“ロン毛アニキ”こと今井達也と、現在売り出し中の“日本ハムの元気印”田宮裕涼が激しくぶつかり合うこととなった“白熱の14球”が、野球ファンの間で話題となっている。

【映像】“14球の対決”の末に今井が吠えた瞬間

西武が1点を先制し1-0、西武1点のリードで迎えたこの試合の2回裏・2死走者なしの場面で打席に立った田宮は、3球でカウント1-2と追い込まれるも、そこからひたすらファウルで粘り続けてフルカウントに。そして、粘りに粘って迎えた14球目、田宮は今井が内角ギリギリのところへと投じた159km/hのストレートに手が出ず、見逃し三振に。序盤の2回でありながらも、思わぬ形で白熱することとなったこの対決を制した今井は、三振を奪った瞬間に足早にマウンドを下りながら大きくグラブを叩いで“ワイルドな雄叫び”をあげると、ベンチへと帰る田宮の方を、怒気をはらんだ表情で見つめながら、自らもベンチへと引き上げていくこととなった。

4月12日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、改めてこの対決をVTRを交えて紹介することとなったが、その際に映像を見た野球解説者の五十嵐亮太氏は、「いやー、すごい。(今井は)粘り負けしなかったっていうところなんですけど、バッターも2回裏なので、この時点での14球の球数は多いなって思いますよね。だからピッチャーとしては投げ勝ったんですけど、(今井は)球数を投げさせられたって考えると、投手としてのダメージを(田宮は)与えたのかなというような感じですかね」とコメント。また、ネット上の野球ファンからは「マジで見応えあったこの対決」「ファイターズファンだけどこれだけ気合いいれてマウンド立ってる今井投手好き」「日ハムファンだけど今井かっこよかった。田宮もプロフェッショナルだった。ナイス勝負」「今井達也の感情を全面に出すの好きだよ」「粘りもすごいしそそくさと帰る田宮もかわい」「今井がすごいピッチャーなのと同時に田宮がめちゃくちゃ良いバッターって事がわかった」「新庄監督が田宮選手の健闘に対して拍手しているのが良かった」「普通に考えたら2回でオラつくような場面でもないのにオラつくってことは、粘られるの今井は相当嫌なんだろうな。イライラさせることもまた戦術かな」といった様々な反響が巻き起こっている。

(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)