【MLB】ドジャース0−2ナショナルズ(4月17日・日本時間18日/ロサンゼルス)

 油断も隙もないとは、このことだ。ドジャース大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場、今季3度目の3安打を放つなど大暴れしたが、8回には一塁走者として二盗に成功。この時、相手チームの捕手が二塁へ送球することもなく、不思議な行動を見せたことが話題だ。

【映像】大谷の二盗になぜか三塁に向かって動き出した捕手

 状況は8回2死一塁。大谷は第4打席で、この日3安打目となるセンター前ヒットを放ち、一塁走者になっていた。0-2と2点を追う場面、打者フリーマンの一発に期待もできるが、ここは得点圏に進んでタイムリーで生還、1点差に迫るというのが理想的な展開だ。

 すると大谷は、ナショナルズの抑えフィネガンが、クイックではなく大きく足を上げたフォームで投げ込んだこともあり、悠々と二盗に成功。今季4個目の盗塁でチャンスメイクに成功した。無警戒だったとはいえ、捕手のアダムズも二塁へ投げる気はゼロだった。

 注目されたのは、この後。アダムズは送球しないだけでなく、三塁方向へ細かくダッシュする仕草。どうやらサードを守るセンゼルがシフトによって三遊間寄りに守っていたこともあり、二塁に到達していた大谷が、一気に三塁まで狙ってくるのではと警戒したと思われる。

 今回はアダムズ、センゼルがともに気づいたことで大谷が三塁まで陥れることはなかったが、さらに無警戒の状況があれば、前代未聞ともいえそうな「二盗&三盗」というシーンが見られるかもしれない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)