【プレミアリーグ】チェルシー 5−0 ウェストハム(日本時間5月5日/スタンフォード・ブリッジ)

 チェルシーの若き才能が止まらない。ボックス内にこぼれたボールにいち早く反応したMFコール・パーマーが、左足を一閃。今季通算30ゴール目の関与となるスーパーな活躍にファンも大興奮の様子だ。

【映像】パーマー、素早い反応から「魔法の左足」で先制ゴールの瞬間

 怪我人や経験の浅い若手が多く、調子の波が激しいことからシーズンを通しての安定感に欠けていたチェルシーだが、残りの試合で勝ち点を積み上げることができれば、大逆転での欧州カップ出場権獲得が目指せる中で迎えた今節は、ホームにウェストハムを迎え入れた。

 ロンドン・ダービーでもあるこの一戦で、最初にネットを揺らしたのはチェルシーだった。15分、右サイドから絶好調のFWノニ・マドゥエケが仕掛けてクロスを入れると、これにFWニコラス・ジャクソンが反応。彼のシュートはウェストハムDFクル・ズマに防がれたが、そのこぼれ球にいち早く反応した男が試合を動かす。

 大ブレイク中のパーマーがボックス内に素早く反応し、冷静に左足を振る。これがウェストハムのDFヴラディミール・ツォウファルの身体をかすめながらゴールネットに突き刺さった。

 誰よりも早くこぼれ球に反応した先制ゴールに、ファンは「未来のバロンドール」「決めまくってんね」「1年目からレジェンドなパーマー君」「ちゃんと毎ゴールあのパフォーマンスするの可愛い」「パーマーは本物なのか!?」と反応。加入1年目からエース級の活躍を披露する若き才能に大興奮の様子だった。

 なお、このゴールが今季プレミアリーグ通算21得点目となり、9アシストと合わせると30ゴール目の得点関与となった。データサイト『Opta』によれば、プレミアリーグにおける21歳以下の選手(パーマーは翌5月6日に22歳の誕生日を迎えた)の30ゴール関与は、ロビー・ファウラーとクリス・サットンという2人の元イングランド代表FWに次ぐ史上3人目の快挙とのことだ。

 また、このゴールはホームゲームでの16得点目で、チェルシーのレジェンドであるFWディディエ・ドログバとMFフランク・ランパードが持つ1シーズンのホーム最多得点記録にも並んだ。2023年夏にマンチェスター・シティからチェルシーに電撃移籍したパーマーは、良い意味で期待を裏切る活躍を披露し、灰色のシーズンを過ごすチェルシーの中でまさに希望の星となっている。

 なお試合は、パーマーの活躍もありチェルシーが5−0でウェストハムを粉砕。残り3試合でプレミアリーグ7位につけている。

(ABEMA/プレミアリーグ)

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