【ブンデスリーガ】フライブルク 1−1 ハイデンハイム(日本時間5月11日/オイローパ・パルク・シュタディオン)

 まさかの失点シーンだった。自陣ボックス内で“お見合い”をするという、緩すぎる守備からフライブルクが失点。これにはMF堂安律も両手を広げて「なんでだよ」と言わんばかりの呆れた反応を見せた。

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 ハイデンハイム戦でフライブルクは、29分に堂安が見事なダイビングヘッドのゴールを決めて先制。しかし、37分に拙い守備から失点を喫してしまった。

 ハイデンハイムFWエレン・ディンクチが、右サイドで出しどころを探す。するとMFケヴィン・セッサがタイミングよく受け、ピッチ中央でボールを引き取って相手をターンでかわしてそのまま突進。誰がプレッシャーにいくのかはっきりしない敵守備陣の間をスルスルとボックス内まで運ぶと、そのままシュートを放ちゴール左隅へとあっさりと決めた。

 フライブルクからすれば、簡単にターンを許したMFニコラス・ヘフラー、ボックス内でお見合いをして寄せきれなかったMFヤニク・カイテル、MFマクシミリアン・エッゲシュタインらの対応を含めて、全体的に守備ブロックが緩すぎたことで喫して失点。逆サイドにいた堂安は呆れた様子だった。

 ABEMAで解説を務めた元日本代表DFの安田理大氏は、「フライブルクのディフェンスがふわっと軽く入りましたね。(最初のターンのところの)かわされ方が軽い。簡単にかわされ過ぎでしたし、最後シュートに対して誰が寄せにいくかカバーにいくか。選手の中で迷いが起きてフリーで撃たれてしまいました」と失点シーンについて見解を述べた。

 さらに視聴者からは、「守備が軽いなー」「なんだその守備」「簡単に同点にされた」「お粗末すぎる」「ザルすぎるやろ」「マークを譲り合った」「自動ドアか」「まったく寄せてない」などフライブルクのザル守備に厳しい声が多数挙がった。

 約30年にわたりクラブに尽力してきたクリスティアン・シュトライヒ監督のホーム最終戦を勝利で飾りたかったフライブルクだったが、試合は惜しくも1−1のドローに終わっている。

(ABEMA/ブンデスリーガ)

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