アメリカ野球殿堂博物館は、日米の野球の交流を紐解く企画展を実施すると発表しました。

【映像】日本初のメジャーリーガー・村上雅則さん

「会見場には、イチロー選手のスパイクや大谷選手が今シーズン着用したユニホームが並べられています」(横田容典リポ)

 18日、ニューヨークにあるアメリカ野球殿堂博物館は、2025年7月から日米の野球の交流を紐解く企画展を実施すると発表しました。この企画展では、日米の野球にまつわる歴史が紹介され、メジャーで活躍した日本人選手が節目に着用した貴重な用具などが展示される予定です。

 アメリカ大使館で開かれた発表会見には、日本球界でも活躍したクロマティさんや、日本人初のメジャーリーガー村上雅則さんも出席しました。

「今、野球はどんどん変わってきています。アメリカでは多くの日本人選手が活躍を続けています。彼らがこの野球をさらに素晴らしいものへと昇華させてくれました。今では大谷選手が活躍しています。私自身、7年間日本で素晴らしい選手とプレーできた事を誇りに思います」(ウォーレン・クロマティさん)

 60年前、村上さんがメジャーのマウンドで使用していたグローブも展示されます。当時は、これほどまでに日本人がメジャーで活躍するなんて想像もできなかったと言います。

「非常にうれしいです。国が違う、言葉が違うということで、非常にアメリカは敷居が高いという感じも受けた時代でしたが、今はそんなことはなくて、誰でも行けるような雰囲気になってきました。人生一度ですからね、せっかくのチャンスを活かさなければいけない。トライする事が大事」(村上雅則さん)

 今回の企画展について、エマニュエル駐日大使は「日米の深い友情の新たな側面を浮き彫りにする」と述べています。(ANNニュース)