【AFP=時事】テニス、ウィンブルドン選手権は1日、男子シングルス1回戦が行われ、前回覇者のカルロス・アルカラス(スペイン)と世界ランキング1位のヤニック・シナー(イタリア)ら、上位シードが順当に2回戦進出を決めた。

 大会第3シードのアルカラスは、世界269位の予選勝者マーク・ラヤル(エストニア)を相手に、最初の2セットで先にブレークを許しながらも7-6、7-5、6-2で勝利を収めた。

 アルカラスは21歳にして、四大大会(グランドスラム)通算4勝目と史上わずか6人目の全仏オープンとウィンブルドンの同年制覇を目指している。

 第1シードのヤニック・シナー(イタリア)は、ヤニック・ハンフマン(ドイツ)を6-3、6-4、3-6、6-3で退け、2021年大会の準優勝者で同胞のマッテオ・ベレッティーニとの2回戦に駒を進めた。

 第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)は、16本のサービスエースをたたき込むなどし、アレクサンダル・コバチェビッチ(米国)に6-3、6-4、6-2で勝利した。

 昨年大会ではベスト4入りを果たしているメドベージェフは、「コート1では一度も負けていないから、このコートでもっとプレーできることを願っている」とコメントした。

 その他では、第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)が、アレックス・ボルト(オーストラリア)に7-6、6-4、6-4でストレート勝ち。グランドスラム通算3勝を誇るスタン・ワウリンカ(スイス)は、ワイルドカード(主催者推薦)のチャールズ・ブルーム(英国)を6-3、7-5、6-4で下し、39歳で迎えたウィンブルドンの初戦を突破した。 【翻訳編集】AFPBB News