海外メジャー今季最終戦「全英オープン」は18日から、ロイヤル・トゥルーン(スコットランド)で開催される。1日には現時点で出場権を持つ133名が発表され、日本勢は松山英樹、岩崎亜久竜、星野陸也、木下稜介、桂川有人、久常涼、中島啓太がフィールドに名前を載せている。


だが、今後出場権を獲得する選手を足していくと、フルフィールドの156人を上回る159人になるかもしれないと予想されている。

今週の米国男子ツアー「ジョンディアクラシック」と来週の米欧ツアー共催大会「ジェネシス・スコットランドオープン」は全英の予選会を兼ねており、ジョンディアクラシックでは出場資格を持たない上位2人、ジェネシス・スコットランドオープンでは上位3人が出場権を獲得できる。そして2日にはスコットランドなどの4会場で最終予選会が行われ、各会場4人の計16人が本戦への出場権を手に入れる。ここには川村昌弘、香妻陣一朗がエントリーしている。

さらに、今週のDPワールド(欧州男子)ツアー「BMWインターナショナルオープン」終了時点のポイントランキング上位20人でまだ出場資格を持たない選手が、最大5人まで出場権を得ることになっている。現時点ではイェスパー・スベンソン(スウェーデン)ら5人が得る見込みとなっている。

これらを足すと、出場人数は159人。フルフィールドからは3人オーバーとなる。

全英の予選ラウンドは3人1組で全員が1番からスタートする1ウェイが伝統。「全米オープン」が予選ラウンドで2ウェイスタートに変更したのを機に、全英にも変更を求める声が上がったが、主催する全英ゴルフ協会(R&A)は「全英オープンは1ウェイのまま」といまも伝統を守っている。(文・武川玲子=米国在住)


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