一日の用事や仕事を終えて、ようやくほっと一息つける夜。疲れを翌日に持ち越さないよう美容もこだわりたいところ。内科・皮膚科医師の友利新さんのコメントと、漫画家・まんきつさんの描き下ろしを参考に、美容ルーティンを即実践!

【NIGHT】内臓を休息させて、明日の美を育てる。

「美しさや若さを保つには、寝ることが何より重要です。夜の美容は、質の高い眠りを得るための儀式だと思ってください」(内科・皮膚科医師の友利新さん)

その最初のステップが“入浴”。

「人間はカラダの深部体温がいったん上がった後、下がる時に眠気を感じるため、寝る1〜2時間前に10〜20分は湯船に浸かること。その後のスキンケアは“修復”がテーマ。シワ改善や排出効果のある美容液でケアすれば、日中に受けた肌ダメージも寝ている間になかったことに。枕にタオルをかけるなど、寝具を清潔にする、天然素材のパジャマを着る、暗い部屋・無音の環境で寝るなど、睡眠環境を整えることも効果的。自律神経の副交感神経を優位にするためにも、就寝前のスマホの使用は控えましょう」

【夜の美容習慣】いたわりフード&やすらぎドリンク

夜ごはんはヘルシーでカラダにいいものを、と考える美容賢者たち。栄養バランスを考えたメニューやカラダを温めるお茶、帳尻合わせのスープなど工夫満載!

アーユルヴェーダ・ティーは温め&のど風邪の対策に。――BEAMS宣伝・渡邊かれんさん

日頃から、いろいろな方法でカラダを温めることが習慣になっているそう。「冬場だけではなく一年中、お風呂は必ず湯船に浸かるし、定期的に整体やよもぎ蒸しにも通っています。知り合いから薦められた〈サマハン〉の『アーユルヴェーダ・ティー』は、スパイスが効いていてカラダがぽかぽかになるし、のど風邪の予防にも」

胃腸が疲れたらスープで休ませます。――超特急・タカシさん

食生活の乱れや野菜不足が肌あれを招いてしまう、と気づいてからは夜の食事を見直すようになったというタカシさん。「お肉が大好きなんですが、食べすぎてしまった日の夜ごはんは野菜たっぷりの温かいスープだけにして、胃腸を休ませるようにしています。また、間食を控えはじめたら、肌あれが減少しました」

健康なカラダを保つため有機野菜を取り入れてます。――アインシュタイン・河井ゆずるさん

“カラダを作るのはとにかく食事”だと考えている河井さん。「毎朝起きたら最初に白湯を飲み、朝食はバナナとヨーグルト。野菜が少ないロケ弁ではなく、家から納豆とキムチを持参して食べたりも。夜ごはんは普段からなるべく自炊を心がけていて、雑穀米と魚をメインに、野菜はできるだけオーガニックのものを選んでいます」

納豆やキムチなどの発酵食品で日々腸活中。――モデル、インフルエンサー・藤田みりあさん

肌や髪を健やかに保つために欠かせない、発酵食品や高タンパクの食材を意識して摂っているそう。「納豆、卵、豆腐、もずく、めかぶ、キムチは常に冷蔵庫にストックしています。もちろんそのまま食べたりもしますが、特に外食の前後はその日の気分でこれらを混ぜたものを食べて、栄養バランスを調整しています」

スプーン1杯のはちみつが健康管理に。――私立恵比寿中学・中山莉子さん

きっかけは、体調を崩しやすかった時期にメイクさんから教えてもらったはちみつを食べ始めたことから。「砂糖が一切入っていない生はちみつを、寝る前にスプーン1杯ほど食べるようになってから、体調を崩すことがほとんどなくなりました。生はちみつは美容にもいいと聞くので、毎晩続けています」

ブルーベリーリーフティーは胃のケアのために。――モデル、俳優・中島侑香さん

果実の約8倍以上のポリフェノールを含む、ブルーベリーの葉を茶葉にしたもの。暴飲暴食や加齢による体型変化をケア。「ハーブティー『ティザンヌ ブルーベリーリーフ』は食べすぎたりお酒を飲んだ日に、胃を休めるために飲んでいます。お酒が好きですが休肝日、休胃日をしっかり作って、自分のカラダをねぎらいまくってます」

友利 新さん 内科・皮膚科医師。都内2か所のクリニックに勤務の傍ら、テレビや雑誌、SNSなどで美容と健康の情報を発信。YouTubeチャンネル「友利新 /医師『内科・皮膚科』」が好評。

漫画・まんきつさん 漫画家。著書に『アル中ワンダーランド』『湯遊ワンダーランド』(共に扶桑社)など。著書『そうです、私が美容バカです。』(小社刊)が発売中。

※『anan』2024年4月3日号より。イラスト・はしゃ 取材、文・瀬尾麻美、若山あや

(by anan編集部)