F1日本GP

 7日に幕を閉じた自動車レースのF1日本グランプリ(GP)。予選10番手だった角田裕毅(RB)は決勝で激走し、日本人ドライバーとして2012年の小林可夢偉(3位)以来12年ぶりの入賞となる10位に入って幕を閉じた。ピットストップではクルーによる“超速タイヤ交換”もあって順位アップ。33周目には“逆バンク”でのオーバーテイクをF1公式が公開すると、海外ファンから「アメージングなムーブ」「輝かしい」といった反響が寄せられている。

 豪快に抜き去った。33周目に入ってから11番手の角田が前を行くニコ・ヒュルケンベルク(ハース)に揺さぶりをかけると、S字のターン6、逆バンクから外を回ってオーバーテイク。入賞圏内の10位に上がるとスタンドの母国ファンは大喝采、ガレージで見守ったRBのクルーたちも拍手を送った。

 F1公式X(旧ツイッター)は「ユウキが日曜日に動きを起こした」とつづって動画を公開。ヒュルケンベルクがピットイン直前でタイヤの差もあったとはいえ、あまりに鮮やかなオーバーテイクだったとあって、海外ファンからは称賛の声が上がっている。

「母国を誇りに思わせるヒーロー グリッドで最も過小評価されているドライバー」
「めちゃくちゃスゲー」
「メガユウキ」
「オー、ワオ」
「輝かしい」
「彼はレッドブルのシートに本当に値する」
「これがどれだけ感銘を与えるものか、どれだけ言っても誇張にはならない」
「本当にアメージング」
「これはアメージングなムーブだった!」

 角田は日本GPで1ポイントを加え、合計7ポイントでドライバーズランキング11位となっている。

(THE ANSWER編集部)