7日に閉幕したF1日本GP

 7日に幕を閉じた自動車レースのF1日本グランプリ(GP)。予選10番手だった角田裕毅(RB)は決勝で激走し、日本人ドライバーとして2012年の小林可夢偉(3位)以来12年ぶりの入賞となる10位に入った。チェッカーフラッグを受けた後、あえて“コースアウト”して満員のスタンドに示したポーズに、日本人ファンから「挨拶してるのいいね」「映画のエンディングみたい」といった感動の声が集まっている。

 10位でチェッカーフラッグを受け、自身初となる母国GPでのポイント獲得。ホームストレートを駆け抜けた角田はスピードを落としながらコーナーに差し掛かると、縁石を越えて前方に見えた観客席の近くへ。左手でステアリングを握りながら、右手でサムアップをして、ファンの声援に応えた。

 運転席からサインを送った場面の映像を、F1公式X(旧ツイッター)は「日本が12年間待ち続けて、ようやくホームでの勝ち点を獲得!」「ユウキが歴史に名を刻んだ瞬間」とつづって公開。角田のアクションに、日本人ファンからは「ファンのために縁石乗り上げて近づいてくれて、右手で挨拶してくれるの素敵ですね」「最高 ファンがみんな喜んでるのが見えるのも心打たれるね」「映画のエンディングみたい」「角田くんが2コーナーで縁石の外に出て観客席に挨拶してるのいいね」といった感動の声が寄せられている。

 角田はフィニッシュ後、チーム無線で祝福されると「ハハ。よくやったね!ありがとう。メカニックたちのファンタスティックなピットストップのお陰だよ。あれはアメイジング、クレイジーだったね。多大なサポートをしてくれる日本のファンと全ての人に感謝します」と口にしていた。

(THE ANSWER編集部)