24日の超速本塁打に続き今季メジャー最速を更新

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地トロントで行われたブルージェイズ戦で岩手・花巻東高の先輩にあたる菊池雄星投手と今季初対戦。2回の第2打席で右前に適時打を放った。時速119.2マイル(約191.8キロ)の超速打だった。自己最速、さらに今季の大リーグで最速の打球の出現に、記者たちも一斉に驚きの声を上げている。

「2番・DH」で先発した大谷は2回、2死一、三塁で打席に立つと、カウント2-2から菊池の5球目、内角直球をとらえた。火の出るような打球があっという間に右前へ到達する。今季大リーグ最速、さらに大谷自身の自己最速となる爆速打だった。

 これに反応したのが米国の記者たちだ。米専門メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マケイン記者は自身のX(旧ツイッター)に「ショウヘイ・オオタニの2回2死からの適時打は打球速度119.2マイルだった。これはオオタニのキャリア最速の打球だった。彼は別の惑星から来ている」と驚きをつづった。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のドジャース番ファビアン・アルダヤ記者もXに「ショウヘイ・オオタニがボールを粉砕し、119.2マイルのシングルを放った。いかにも119マイルという見た目だった。なんてこった」と残している。

 また前日のカード初戦から続くブーイングの中で放ったことに注目したのが、米ポッドキャスト番組「トーキン・ベースボール」の公式X。「今回、ショウヘイはブーイングに自己最速の119.2マイルの安打で応えた」とし、ブーイングをものともしない姿に感心している。

 大谷は23日(日本時間24日)のナショナルズ戦でも時速118.7マイル(約191キロ)の本塁打を放っており、今季のメジャー最速打球を更新し続けている。

(THE ANSWER編集部)