ヘルナンデスは大谷に次ぐリーグ3位の10本塁打、キャリアハイ42発ペース

 ドジャースは26勝13敗の貯金13でナ・リーグ西地区首位を独走している。大谷翔平投手が打率.355、11本塁打、OPS1.103という驚異的な打棒で牽引しているのは間違いないが、他の新加入組の活躍も見過ごせないだろう。大谷と仲良しとしても有名なテオスカー・ヘルナンデス外野手もキャリアハイのペースだ。

 ヘルナンデスは今季、39試合に出場して.265、10本塁打、OPS.843。ナ・リーグの本塁打ランキングでは、首位のマルセル・オズナ(ブレーブス)と2本差で、大谷に次ぐ単独3位につけている。さらに、162試合に換算すると42本塁打ペース。ブルージェイズ時代の2019年に記録した自己最多の32本を上回る。

 2024年1月にドジャースと1年2350万ドル(約36億5000万円)で契約したが、単年とはいえ高額な契約に懐疑的な声もあった。というのも、マリナーズでプレーした昨季は160試合に出場して打率.258、26本塁打、OPS.740。打撃を武器にする選手にしては物足りない数字だったが、今季ここまでは改善されている。

 また、ヘルナンデスの契約も大谷と同じく後払い。1年2350万ドルのうち850万ドル(約13億2000万円)が2030年〜2039年にかけて支払われる。つまり大谷とヘルナンデスは、贅沢税を計算する上でペイロールに負担をかけない状態で好成績を残している。ドジャースのオフシーズンの選択が大成功になりそうだ。(Full-Count編集部)