今季8号でドジャースの日本出身選手としての新記録に

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、本拠地で行われたブレーブス戦の3回に今季8号ソロを放ち、デーブ・ロバーツ監督と並んでいた日本出身選手としてのチーム本塁打記録(7本)を更新した。5打数3安打2打点で、11-2と大勝したチームに貢献。ドジャース側の放送席は、大谷の高笑い。この日の試合前、大谷がロバーツ監督にポルシェのミニカーを贈っていた事実を伝え「次は本物の車もらえるかもね」とごきげんだ。

 大谷は2-0とリードして迎えた3回先頭で打席に立つと、1ボールからの2球目を豪快に引っ張った。ボールは高々と舞い上がり右翼席へ。打球速度103.4マイル(約166.4キロ)、飛距離392フィート(約119.5メートル)の一撃だった。大谷は満面の笑みでダイヤモンドを1周し、ベンチに戻るとまずロバーツ監督と両手を高く上げてハイタッチを交わした。

 ドジャースの地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」では、実況のジョー・デービス氏が打った瞬間「オーマイグッドネス! オオタニが記録を破った! ハッハー!」と高笑い。ロバーツ監督の記録を抜いたことについて「ソーリー、ドック(ロバーツの愛称)! 次は本物の車もらえるかもね!」と伝えている。

 この日、大谷はロバーツ監督に高級車ポルシェの“ミニカー”を贈呈。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のドジャース番ファビアン・アルダヤ記者はこの日の試合前、自身のX(旧ツイッター)で「ショウヘイ・オオタニが、デーブ・ロバーツ監督の持つ日本生まれの選手の最多本塁打記録を更新することを予測して、監督に車(ミニカー)を購入」と伝えていた。

 こうした背景があり、デービス氏は続けて「ハハハッハー! 彼は強く、遠くへ、騒々しい打球を放ちました。つい先ほどまで日本生まれのドジャース選手最多本塁打記録を持っていたデーブ・ロバーツ監督に笑顔をもたらしました」とベンチへ戻ってきた大谷の表情を伝えると、解説でドジャースOBのオーレル・ハーシュハイザー氏も「明日ドジャースのチーム駐車場を見てみないと。新しいポルシェが停まってないかとね」とこの件をイジっていた。

(THE ANSWER編集部)