驚異のシーズン序盤からさらに加速の5月へ

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたドジャース戦に「2番・DH」で先発出場し、今季初の1試合2本塁打を含む4打数4安打の大暴れを見せた。打率と本塁打の両部門で大リーグトップに立っただけでなく、8つの部門で35試合出場時点での自己最高、最多を記録中。歴史的なシーズンへの期待が高まっている。

 MLB公式のサラ・ラングス記者が自身のX(旧ツイッター)で報じたもの。「大谷はすでに満場一致で2度のMVPを獲得しており、打者として35試合出場時点でのベストなスタートを切った」として、現時点で自己ベストの数字を残す8部門を挙げている。

長打25、最多
安打52、最多
打率.364、最高
得点30、最多
塁打98、最多
出塁率.426、最高
長打率.685、最高
OPS1.111、最高

 大谷はこの日、1回の第1打席で中堅バックスクリーンへ9号2ラン、3回2死無走者の第2打席は左前打、6回先頭の打席で中前打、そして8回先頭で迎えた第4打席に、中堅左のスタンドへ飛び込む飛距離464フィート(約141.5メートル)の特大弾を放った。チーム5安打のうち4安打をひとりで放ち、3打点。5月に入ってからの成績は3試合で12打数8安打の打率.667、うち3本塁打でOPSは2.131という異次元の成績を残している。

 ドジャース戦の後に行われた試合で、打率.364で並んでいたフィリーズのアレク・ボーム内野手が打率を.360に下げ、大谷は単独の首位打者にも立った。長打力だけでなく確実性も兼ね備えた今の大谷は、シーズンが終わったときにどんな数字を残しているだろうか。

(THE ANSWER編集部)