井上尚弥&カネロのKOシーンを比較

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が生んだKOシーンの衝撃が広がっている。6日に東京ドームで元世界2階級制覇王者ルイス・ネリに6回1分22秒TKO勝ち。最後は圧巻の3連打で決めた。WBCはカネロことサウル・アルバレス(ともにメキシコ)のKOシーンと比較。海外ファンは「2人とも似ている」「イノウエはボクシング界を席巻する」と反応した。

 井上の異次元のコンビネーションだった。6回1分過ぎ、ロープにネリを追い込むと、左ジャブ、右アッパー、右フックの3連打。ネリの頭は後ろにふっ飛び、そのままロープに体を打ちつけた。衝撃TKOで防衛成功。比較されたのがかつてのパウンド・フォー・パウンド王者のカネロだった。

 世界スーパーミドル級4団体統一王者のカネロは4日(日本時間5日)に元WBO世界スーパーウェルター級王者ハイメ・ムンギア(メキシコ)と対戦。4回に接近戦から左フック、右アッパー、左ボディーを叩き込んだ。アッパーの時点で相手の頭が揺れ、崩れ落ちる。3-0の判定勝ちを決めた。

 2人の戦慄ダウン動画をWBC公式インスタグラムが公開。「どちらが優れているか比べている人たちよ、落ち着け。彼らはどちらも優れていて、たまたま打ち始めが似た形だっただけだ」と紹介すると、海外ファンからは衝撃を受けた様子のコメントが寄せられた。

「イノウエのコンボ好きだ」
「2人とも凄いな」
「最高級の選手たちだ」
「イノウエの右2発ね」
「カネロはいつもこのコンビネーション練習してるよね」
「イノウエはボクシング界を席巻する」
「イノウエとカネロが最高潮の時は2人とも似ていると思う」

 井上はネリ撃破のシーンについて、7日の一夜明け会見で「手応えはありましたよ。アッパーと、ストレートとフックの中間の一番力が乗るパンチ」と説明していた。

(THE ANSWER編集部)