メジャー第2戦・全米プロ選手権

 先週行われた米男子ゴルフの今季メジャー第2戦・全米プロ選手権で、ブライソン・デシャンボー(米国)は通算20アンダーで1打差の2位だった。大会期間中には男気溢れる行動も話題に。心無いギャラリーの行動に「おい!」と叫んだ場面を英紙が伝えている。

 英紙「デイリーエクスプレス」は「PGAでブーイングを受けた後、駐車場でのブライソン・デシャンボーの行動が多くを語る」との見出しで記事を掲載した。

 この大会でのデシャンボーについて「駐車場に残って、ファンにサインをし、その一流の振る舞いを見せた」などと記し、心優しい行動を見せていたと同紙は伝えている。最終ラウンドもファンと交流していたが、最も注目すべきは10番ホールに向かう途中での出来事だったようだ。

 デシャンボーは少年に向けてプレゼントのボールを投げたが、「そのボールはある男性に奪われ、その男性はそれを持って逃げようとした」という。事態を把握したデシャンボーは激怒し、男性にクラブを向けて「ヘイ、ヘイ、ヘイ! そのボールを返せ!」と叫んだとされている。

 記事では「短いやり取りが続いたが、最終的に泥棒はボールを子供に手渡した」と、デシャンボーの望み通りボールが少年の手に渡ったとしている。

(THE ANSWER編集部)