「平成レトロ」の魅力を紹介する企画展「サイバー!ポップ!ノスタルジー! 平成レトロ展」が15日、愛知県豊橋市松葉町3丁目の「こども未来館ここにこ」で始まった。ここにこと平成文化研究家の山下メロさん(43)=東京都=の企画。一昔前の携帯電話や玩具など約500点が展示されている。入場無料。30日まで(水曜休館)。

 1990年代後半の高校生の部屋を再現した「平成レトロ部屋」は人気の的。大勢の人が足を止めて見入っていた。

 かつて発刊されていた地域雑誌「とよはしっ子」などを展示した東三河の平成レトロコーナーは、「本当のノスタルジーは地域にあるはず」という山下さんの発案。「これだけの資料が集まる豊橋の人のつながりや文化レベルに感動しました。ここまでの規模になって、すごくうれしい」と話した。

 22日に関連企画「我が家の平成レトロ鑑定会」を開催する予定。山下さんと作家のしまおまほさんがゲストを務め、午後1時半から「平成スナップ写真」、午後3時半から一般参加者が出品する「鑑定レトログッズ」について語るトークイベントがある。(戸村登)