大規模災害時に障害のある子どもらが避難できる「福祉こども避難所」を設けるため、鹿児島市は21日、市内にある特別支援学校7校と管理運営などに関する協力協定を結んだ。

 福祉こども避難所は、知らない人がたくさんいる場所が苦手だったり、じっとしていられなかったりして一般の避難所になじめない子や、医療的ケアが必要な子、その家族を受け入れる。大規模災害で避難が長期化する際に開設され、避難者家族と支援学校の管理者、市職員でつくる委員会が運営にあたる。

 締結式で下鶴隆央市長は「避難生活で困難な状況に直面する恐れがある子どもたちや家族の安心につながれば」とあいさつした。