京都五花街による合同公演「都の賑(にぎわ)い」が29、30日に京都市東山区の南座で開かれる。28日は、稽古の総ざらえ(リハーサル)があり、出演する約70人の芸妓(げいこ)や舞妓(まいこ)が所作を確認した。

 都の賑いは平安遷都1200年を記念して1994年に始まり、今年で31回目。祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東の各花街から選ばれた20人の舞妓が勢ぞろいして舞う「舞妓の賑い」のほか、各花街の演目も楽しめる。

 舞妓の賑いは、京都の四季や名所が織り込まれた「京小唄」に合わせて舞を披露する。祇園甲部の舞妓、槇沙子(まさこ)さんは「街によって流派が違い、同じ京小唄でも少し舞が違うので、注目して見ていただけたら」と話した。

 公演は午前11時と午後2時半。当日券は1等席1万3千円、2等席6500円など。問い合わせは南座(075・561・1155)。(西崎啓太朗)