徳島県によると、2023年度の県外から県への移住者数は3246人(対前年度比327人増)で、3年連続で過去最多を更新した。県は、テレワークなどの多様な働き方が広がったほか、県内の全市町村で移住相談窓口が整備されたことが、移住者数増に結び付いたとみている。

 徳島市への移住者が最も多く1129人だった。阿南市が314人、吉野川市が271人と続いた。

 移住者の年代別でみると、20代が1192人、30代が615人。20〜30代が全体の5割以上を占めた。40代は285人、50代は280人、60代は219人だった。

 移住前の居住地は、大阪府441人、兵庫県339人、香川県335人の順に多かった。東京都283人、海外171人と続き、愛媛県169人、高知県115人、岡山県110人など近県からの移住もあった。

 県労働雇用政策課移住交流室では、今後も市町村や関係団体と連携し、移住施策を推進していきたいという。(村瀬成幸)