大分県宇佐市の千財(せんざい)農園で17日、一番茶の収穫が始まった。鮮やかに色づき、10センチ程度に伸びた新芽の露を払った後、茶摘み機できれいに刈り取った。一番茶の摘み取りは今後2週間ほど続く。

 斜面に広がる約5ヘクタールの茶畑で、ヤブキタ、アサツユなど4品種を栽培。新茶は深みのある甘さが特徴で、千財光延社長(53)によると今年も上々の出来という。敷地内の製茶工場に運ばれ、19日から販売する。「味わって季節を感じてほしい」(貞松慎二郎)