西日本高速道路(NEXCO西日本)の中国支社は、ゴールデンウィーク(GW)期間(26日〜5月6日)の高速道路の渋滞予測を発表した。渋滞は5月3〜5日に集中する見通しで、山陽自動車道などで混雑が予想されるという。

 同支社が5キロ以上の渋滞発生を予測したところ、10キロ以上の渋滞のおそれがあるのは、5月3日午前8時〜午後1時の山陽道下り線の名越山トンネル(岡山市北区)付近と、同日午前8時〜午後2時の山陽道上り線の志和トンネル(広島市安佐北区)付近。

 5キロ以上の渋滞が予想されるのは、同日午前9時〜午後2時の山陽道下り線の福山サービスエリア(広島県福山市)付近▽5月5日夕方の山陽道上り線の八本松トンネル(広島県東広島市)と二子トンネル(岡山県倉敷市)、関戸トンネル(山口県岩国市)付近▽5月5日夕方の米子自動車道上り線の宮原トンネル(鳥取県伯耆(ほうき)町)付近など。

 昨年のGW期間中は、山陽道下り線の笠岡インターチェンジ(岡山県笠岡市)付近で事故も絡んで最長30キロの渋滞が発生した。同支社は、中国自動車道への迂回(うかい)や、渋滞を考慮した所要時間を検索できる同社のサイト(https://search.w-nexco.co.jp/)の活用などを呼びかけている。

 また、JR西日本はGW期間(26日〜5月6日)の山陽新幹線の指定席予約状況について、下りは5月3日、上りは5月6日にピークを迎えると発表している。この期間、東海道・山陽新幹線「のぞみ」は全席指定席で運行する。(根本快)