【新潟】アフリカの料理や映画が楽しめる「アフリカンフェスタ!」が5月12日、長岡市のアオーレ長岡で開かれる。今年で10回目。担当者は「アフリカのたくましさと面白さを感じてほしい」と来場を呼びかけている。

 当日は、アフリカ横断の植林プロジェクトを支援するミュージシャンを追ったドキュメンタリー映画「グレート・グリーン・ウォール」が上映されるほか、アフリカンドラムと和太鼓の共演がある。現地の料理や小物の出店も並ぶ。実行委員会の主催。

 フェスタの主な目的は、ケニアでストリートチルドレンのための施設を運営するなどしている国際NGO「モヨ・チルドレン・センター」の活動紹介。同センターを主宰した故・松下照美さんと、長岡市在住で映画監督の小林茂さんは、かつてともにアフリカで取材をしたことがあるなど旧知の間柄。松下さんから「ケニアの子どもたちのいまを残して欲しい」と頼まれ、路上で鉄くずなどを集めて生活するストリートチルドレンを追った映画「チョコラ!」(スワヒリ語で「拾う」という意味)を制作したこともあるなど、小林さんは長く活動を支援してきた。

 現在、松下さんの活動は佐藤南帆さんが引き継いでおり、今回は佐藤さんが参加して現状を報告する。小林さんは「アフリカのたくましさを感じ、一日をただ生きるだけで価値があることを知って欲しい」と話している。

 来場は無料だが、映画を見る場合は入場料(一般は前売り1千円、当日1200円など)が必要。問い合わせは午後4時以降に実行委員会(0258・36・3366)へ。(白石和之)