【埼玉】「合唱の喜びはここに」を合言葉に、新座市合唱連盟40周年記念コンサートが6月23日に新座市民会館で開かれる。参加団体は13団体。60年近くの活動歴を持つ団体や同じ団地のつながりから始まった団体など、歌による交流が続いている。

 1983年に新座市合唱連盟として発足し、84年に個々の合唱団体が市文化祭に出演していた形を見直し、連盟独自の活動として合唱祭を催すことを決めた。85年には連盟主催の第1回合唱祭を開催、14団体が参加した。

 連盟理事長として音頭をとるのは、県合唱連盟常務理事だった脇田美保子さん。今回の記念コンサートに参加する「クリスタルハーツ」やアンサンブルバカラ」など3団体の指揮をする。「参加団体は横のつながりが強くみんな仲良し。それぞれの個性を生かした歌を披露したい」と力を込める。

 65年から活動している「てのひらコーラス」には高齢のため椅子に座ってステージにあがる団員もいるが、若々しい歌声を披露する。70年に入居が始まった新座団地の住民を中心にできた「混声泉コーラス」に所属する佐原範久さんは「混声合唱でも男性が少ない。合唱に興味ある男性は入ってきてほしい」と呼びかける。

 コンサートは午後1時開演、入場無料。各合唱団には新座市以外の志木市や和光市、東京都内からの参加者も少なくない。脇田さんは「歌に興味ある人なら誰でも歓迎。ぜひのぞいてみてください」。問い合わせは脇田さん(090・8454・3187)。(佐藤太郎)