滋賀県守山市立守山南中学校の3年生の学級編成がいったん白紙になり、1週間遅れで再編成された問題について、福永忠克・県教育長は17日の定例会見で「学びが遅れたことは残念。生徒の状態に配慮して再検討したことはよかったが、できれば学期が始まる前に対応してもらいたい」と述べた。守山市教育委員会の検証結果の報告を待ちたいという。

 福永教育長は、各市町教育長と教育委員が集まった15日の会議で、配慮すべき事項を反映した学級編成になるよう、対応を求めたことを明らかにした。福永教育長は「先生と生徒、生徒同士の良い人間関係が生まれ、子どもたちが安全安心に過ごせる学級を作ることが一番大切だ」と述べた。(林利香)