スペインの名門サッカークラブ、FCバルセロナの子ども向けサッカースクール「バルサアカデミー愛知校」が、愛知県日進市に開校した。瀬戸市と豊川市にも練習会場ができる予定。アルゼンチン代表のメッシらが所属したクラブの下部組織と同じ練習方法で学べる。

 スクールは、東京の「アメイジングスポーツラボジャパン」が運営する。2011年ごろから県内での開校を模索してきたが、グラウンドの確保など環境面で難航していた。今回は、中部大学と名古屋学院大学がグラウンドを提供することで実現した。

 17日に開校した日進会場は、中部大スポーツパーク日進を使用し、初練習では子どもたちがスペースの作り方やパスの出し方などを繰り返した。

 対象は年長〜小学6年生。地元のクラブチームなどに所属しながら、世界トップクラスの攻撃的かつ頭脳的なサッカーを週1〜2回の練習で学ぶ。「バルサ育成クラス」と、初心者向けの「ミニバルサクラス」がある。

 指導者の一人で、FCバルセロナから派遣されたテクニカルディレクターのケン・オダ・ドブラスさんは「練習がうまくいかない時もある。大切なのは全力を出し切ることだ」と話す。

 スクールは福岡、広島などに次ぎ国内6校目、世界30校目。日進会場はすでに定員に達した。瀬戸会場は、名古屋学院大瀬戸キャンパス第2グラウンドで5月から、豊川会場(場所未定)は7月から活動を始める。問い合わせは愛知校事務局(0561・42・8784)へ。(松永佳伸)