4月30日、スーパーGT GT300クラスに参戦するD'station Racingは、5月3〜4日に静岡県の富士スピードウェイで開催されるスーパーGT第2戦『FUJI GT 3Hours RACE』から、第3ドライバーとしてチャーリー・ファグを登録すると発表した。

 2024年からアストンマーティン・バンテージAMR GT3を投じ、藤井誠暢とマルコ・ソーレンセンというラインアップでGT300クラスを戦っているD'station Racing。第1戦岡山では思わぬエンジントラブルにより最後尾スタートを強いられたが、公式練習などでそのスピードをみせてきた。

 そんなD'station Racingは、今季の参戦にあたり藤井とソーレンセンのみを登録していたが、第3ドライバーとして新たにファグを登録することになった。イギリス人ドライバーのファグは、2022年にD'station RacingからWECに参戦。富士ではLM-GTE Amクラス3位表彰台獲得に貢献している。

 2023年はインターナショナルGTオープンでチャンピオンを獲得したほか、スパ24時間でクラス優勝を飾るなど、アストンマーティンのドライバーとして着実に実績を残してきたファグが、D'station Racingの第3ドライバーとしてスーパーGT挑戦を果たすことになった。すでにファグの名は第2戦富士のエントリーリストにも記載されているほか、シーズンのエントリーにも掲載されている。

 D'station RacingはスーパーGTの他にもWEC、アジアン・ル・マン・シリーズ、GTワールドチャレンジ・アジアといったさまざまなレースに参戦しており、シーズン前からソーレンセンの複数カテゴリーの日程重複が課題になっていたという。今季、ソーレンセンはD'station RacingのドライバーとしてWECにも参戦しているが、2戦連続ポイントでランキング5位につけるWECを優先させるべく、ファグを第3ドライバーとして起用するという。

 すでにファグは4月24日に岡山国際サーキットでルーキーテストも通過ずみ。第2戦富士でもさっそく出番があるかもしれない。