劇団四季ミュージカル「キャッツ」静岡ロングラン公演の来月開幕を控え、劇団四季は26日、舞台を彩る「ご当地ごみ」を会場となる静岡市葵区の市民文化会館で発表した。都会のごみ捨て場を舞台とした同作の風景に、静岡にちなんださまざまな「ごみオブジェ」が加わる。
 約2千点のごみのオブジェがステージ上から壁までを覆う同作の舞台では、公演開催地ごとに名産品や銘菓などを装飾に活用している。今回の公演では、黄色い横断バッグや日本平動物園の入場券、のっぽパンの包装、SBSテレビの人気番組「パンパカパンツ」の弁当箱など18種21点を設置した。劇団四季によると、オブジェ化する品は昨年から選定を進めた。「静岡らしさ」を重視し、各企業・団体から許諾を得た。観客にご当地ごみ探しも楽しんもらう狙い。
 ごみオブジェは猫目線で作られていて、実物の3〜5倍の大きさ。2013年の静岡公演から10年ぶりに使われる品もあり、県のイメージキャラクター「ふじっぴー」の人形、「富士山サイダー」の瓶などが再登板している。