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レギュラーシーズン開幕を迎えた2024年のプロ野球。今季に向けて各球団が戦力補強を行い、新たな顔ぶれが加わっている。これまでレギュラーの座を確保していた選手も、新戦力の加入によって弾き出される可能性があるのだ。そこで今回は、新戦力の加入により立場が危ぶまれている選手を紹介する。

 

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丸佳浩


投打:右投左打
身長/体重:177cm/94kg
生年月日:1989年4月11日
経歴:千葉経大付高
ドラフト:2007年高校生ドラフト3巡目

 
 読売ジャイアンツ在籍6年目となる2024年、巻き返しを図りたいのが丸佳浩だ。
 
 千葉経済大学付属高校で2年夏・3年春に甲子園の舞台を経験し、高校生ドラフト3巡名で広島東洋カープに入団。
 

 
 高卒4年目の2011年にレギュラーの座を確保すると、徐々に実力をつけ、2014年には打率.310をマーク。出塁率.419と高い数字を残した。
 
 広島がリーグ3連覇を果たした2016年からは、さらに打撃成績が向上。2018年は打率.306、39本塁打に加え、出塁率.468という異次元の成績を記録し、2年連続となるセ・リーグの最優秀選手に選出された。
 
 2019年にはFA権を行使して巨人に移籍すると、加入初年度から全143試合に出場し、同年のセ・リーグ制覇に貢献。その後も活躍を続けたが、昨季は規定打席に到達できず。一方で、11年連続となる2桁本塁打を記録するなど、持ち前の長打力を示した。
 
 今季のオープン戦では復活をかける松原聖弥、ドラフト3位で入団した佐々木俊輔が好調を維持。熾烈な争いを繰り広げていたが、開幕戦には「7番・左翼」で起用。その後もスタメン起用が続いている。

関根大気


投打:左投左打
身長/体重:173cm/78kg
生年月日:1995年6月28日
経歴:東邦高
ドラフト:2013年ドラフト5位

 
 昨季は飛躍の1年となった関根大気。しかし、オープン戦の段階では熾烈なレギュラー争いが続いていた、
 
 東邦高校時代は高校2年の秋から28本塁打を積み重ねたことが話題となり、横浜DeNAベイスターズから5位指名を受けた。
 

 
 高卒1年目から一軍デビューを果たしてプロ初安打を記録すると、翌2015年は55試合に出場。以降も期待を受けて出場機会こそ得ていたものの、目立った成績を残すことが出来ず。レギュラー定着には時間を要した。
 
 それでも、昨季はシーズン序盤から高打率を維持し、自身初となるオールスターゲームに出場。シーズン後半には失速したものの、自身初の規定打席に到達し、打率.261をマークした。
 
 今季は外野手のポジションを争うドラフト1位ルーキーの度会隆輝が、オープン戦首位打者に輝く猛アピ―ル。開幕戦はまさかのベンチスタートとなったが、2カード目からスタメン起用されると、鬱憤を晴らすような活躍を見せ、打線の潤滑油となっている。

中村晃


投打:左投左打
身長/体重:175cm/81kg
生年月日:1989年11月5日
経歴:帝京高
ドラフト:2007年高校生ドラフト3巡目

 
 新戦力の加入もあり、今季は代打起用がメインとされている中村晃。野球人生の岐路に立っていると言えるだろう。
 
 帝京高校時代は高校屈指のスラッガーとして注目された中村晃。2007年高校生ドラフト3巡目指名を受け、福岡ソフトバンクホークスに入団。
 

 
 しばらくは二軍で鍛錬を重ねたのち、2011年に一軍デビューすると、2013年には規定打席に到達し、打率3割をマーク。
 
 翌2014年には自己最多の143試合に出場し、最多安打(176本)のタイトルを獲得した。
 
 その後も卓越したバットコントロールと優れた選球眼を武器に打率、出塁率などは毎シーズンのように高水準の数字を記録。チームに欠かせない打者となった。しかし、2019年に自律神経失調症を公表すると、翌年以降は打率が下降気味に。
 
 昨季は136試合に出場し、打率.274を記録。復調の気配を見せたが、今季は山川穂高やアダム・ウォーカーらの加入によってベンチスタートを強いられ、代打の切り札としての役割を担っている。

ダヤン・ビシエド


投打:右投右打
身長/体重:185cm/108kg
生年月日:1989年3月10日
経歴:エスクエラデポルテエスパ高 – ホワイトソックス

 
 昨季はすべてにおいて自己ワーストの成績となったダヤン・ビシエドも、安泰とは言えない状況だ。
 
 2010年にシカゴ・ホワイトソックスでメジャーデビューを果たし、2012年に25本のアーチを描くなど、メジャーの舞台でも長打力を発揮していた。その後、2015年オフに中日ドラゴンズが獲得を発表。
 

 
 加入初年度は開幕戦から3戦連発という華々しいデビューを飾ると、中日打線の主軸を担う存在に。2018年は135試合に出場し、打率.348をマークして首位打者と最多安打(178本)のタイトルを獲得した。
 
 翌2019年は全143試合に出場し、打率3割を記録したが、2020年以降は徐々に成績が下降線に。昨季は序盤から苦しみ、最終的には打率.244、6本塁打に終わった。
 
 今季から日本人選手扱いとなったが、オフには強打の一塁手として実績十分の中田翔が加入。自身のポジションを守り抜くためにも、さらなる好成績が求められるだろう。

福田周平


投打:右投左打
身長/体重:167cm/70kg
生年月日:1992年8月8日
経歴:広陵高 – 明治大 – NTT東日本
ドラフト:2017年ドラフト3位

  
 2021、22年にはオリックス・バファローズのリーグ優勝に大きく貢献した福田周平。今季は開幕一軍も危うい状況であった。
 
 明治大学では、内野手としてリーグ戦のベストナインを2度獲得。その後はNTT西日本に入社すると、いきなりレギュラーを掴み取り、都市対抗野球での活躍もあって、ドラフト3位でオリックスから指名を受けた。
 

 
 即戦力としてプロ1年目から出番を重ねると、翌2019年は規定打席に到達し、打率.250ながら30盗塁を成功させるなど、存在感を発揮した。
 
 2021年からはシーズン中盤からリードオフマンに定着し、宗佑磨との1、2番コンビでチームを牽引。チームの躍進を支えたが、昨季はケガもあり出場機会が大きく減少。打撃の調子も上がらず、36試合出場で打率.191と悔しい結果に。
 
 同年オフには広島東洋カープからFAで西川龍馬が加入し、主に左翼のレギュラーとして起用されている。一方で、福田も開幕から攻守に結果を残しており、復活を予感させている。

大田泰示


投打:右投右打
身長/体重:188cm/96kg
生年月日:1990年6月9日
経歴:東海大相模高
ドラフト:2008年ドラフト1位

  
 昨季は思うように出場試合数を伸ばせなかった大田泰示。ケガでの離脱もあり、さらに立場は厳しくなっている。
 
 東海大相模高校で高校通算65本塁打を放ち、超高校級スラッガーとして大きな注目を集めた大田。ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団したものの、期待に応えることは出来ず、2016年にトレードで北海道日本ハムファイターズに移籍。
 

 
 新天地では外野手のレギュラーとして118試合に出場し、打率.258、15本塁打、46打点をマーク。自身初の規定打席にも到達するなどブレイクを果たし、2019年にはシーズン20本塁打を記録する活躍を見せた。
 
 2022年には横浜DeNAベイスターズに移籍。勝負どころで結果を出し、チームに貢献した。
 
 しかし、昨季はシーズン序盤から打撃不振に。シーズン終盤に調子を上げたが、最終的には75試合出場で打率.217と苦しい成績に。
 
 今季はオープン戦期間中に左ハムストリングの肉離れと診断され、開幕には間に合わず。一方で、ドラフト1位ルーキーの度会隆輝が開幕からリードオフマンとして起用されている。大田も一刻も早く回復し、レギュラー争いに加わりたいところだ。

 

 

 
【了】