◆ 4打席とも前に打球を飛ばすことができず…

 ヤクルトが中日に悔しい逆転負けを喫した。先発の大ベテラン石川雅規が5回無失点とゲームを作り、スコアレスで進んだ7回には北村拓己のタイムリーと中村悠平のセーフティスクイズで2点を先制。ただ8回のマウンドを託した清水昇が乱調で、後を任された木澤尚文も中日打線の勢いを止められず、2−3で敗戦となった。

 この日の一敗について、16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した谷沢健一氏は「村上(宗隆)ですね」とキッパリ。「今日は4三振ですから。先週の土曜日から2番に座って、2安打したんですけど、今日は中日の配球にやられていたんですよね。インサイド突かれて、そして最後にカーブを見逃しと…」と小笠原慎之介に仕留められた2打席目を分析しながら、4打席とも前に打球を飛ばすことができなかったことを嘆いていた。

 そのうえで「2番っていうのは気楽さもあるかもしれないけども、やはりランナーを置いた時の村上の怖さっていうのはひとつ、2番だと薄れますよね」と長打力を武器に、打点をしっかり稼ぐ役割のほうが他球団には脅威になると説明した。

 前カードでは待望の打点とホームランも飛び出し、復調気配だった村上宗隆。ここからの巻き返しに期待がかかる。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』