● 西武 1 − 2 日本ハム ○
<4回戦・ベルーナドーム>

 「嬉しいですし、新庄監督に7回ぐらいに最後まで行くぞと言ってもらえたので、それが一番嬉しかったですね」。

 日本ハムの山﨑福也が30日の西武戦で、97球3安打無四球1失点の完投勝利で3勝目を手にした。

 山﨑は5回まで西武打線をパーフェクトピッチングも、完全試合を全く意識していなかったという。「6回の頭で打たれるかなと。時間が空くとそういうところがあるので、打たれましたね」と、1−0の6回に先頭の長谷川にこの日初安打を許し、金子に同点の適時打を浴びた。8回に味方打線が勝ち越し、このリードを最後まで守り切り1人で投げぬいた。

 この日は走者がいない時の投球テンポは「持ち味でもあるので、テンポとリズムはなるべく首を振らないようにしていますし、(伏見)虎威さんを信頼していますし、ポンポン投げるようにしています」と、抜群だった。

 97球での完投勝利。「少ければ少ないほどいいのでね。シーズンが長いですし、極力少なめではいきたいですね」と振り返った。

(取材=ニッポン放送アナウンサー・洗川雄司)