◆ 「祐大のおかげです」

 DeNAが広島に2-0の完封勝ち。カード初戦をモノにし、連勝を3に伸ばした。

 この日は先発の東克樹の好投が勝利に直結した。序盤に内野ゴロと犠牲フライで2点の援護をもらうと、毎回のようにランナーを背負いながらも要所を締めるエースらしいピッチングを披露。8回途中のピンチで後続にバトンを託したが、105球の熱投で今季負け無しの3勝目を手に入れた。

 お立ち台に上がった東は「最初に点を取ってもらえたので、余裕を持ってしっかり投げることができました。(山本)祐大のおかげです」とお約束のフレーズで、広島に駆けつけたベイ党を沸かせた。


 3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した平松政次氏は「いいですね。そんなめちゃくちゃにボールは速くはないんですよ。だけど、緩急をうまく使いますもんね。ほんとに低めのコースにボールを落としながらね、 本当に安定したピッチングをしてますよね」と絶賛した。

 もう一人解説者・仁志敏久氏は広島打線に対し「チャンスらしいチャンスもやっぱりなかったんですよね。やっぱりそれぞれのバッターが何か意識させられてるボールがあるんですよね。またその意識させられてるボールと、逆のボールでまた打ち取られてるとかですね。術中にはまってるといえばもうそれまでなんですけど」と昨年の4月23日からこの日まで、東に手玉に取られている状況を分析していた。

 昨年の最多勝利投手の輝きを今シーズンも継続させている左腕。DeNAのエースとして、この先も頼もしい存在になってくれそうだ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』