◆ 「やっと筒香らしいタイミングの取り方ができてきた」

 DeNAがヤクルトに逃げ切り勝ち。この日の勝利で2カード連続の勝ち越しを決め、借金返済まで1と迫った。この日は助っ人右腕・ジャクソンの好投に、4番に座った筒香嘉智の一発が効果的だった。

 両軍スコアレスで進んだ4回表、一死一塁の場面で打席に入った筒香は、ヤクルト先発のサイドスロー右腕・小澤怜史のストレートをジャストミート。白球は左中間スタンドへ飛び込む3号先制2ランとなり、均衡を破った。その後はDeNA先発のアンドレ・ジャクソンが6回を1失点で踏ん張り、伊勢大夢、山﨑康晃、森原康平のリレーでそのまま逃げ切った。

 22日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した齊藤明雄氏はジャクソンに対し「ボールには力のあるピッチャーなんですけど。フォアボールが多かったんですよ、今日はね、6イニングで1個ですからね、それなりピッチングしたと思うんですけど、今日本当にストレートに力がありましたよね」とコントロールとストレートの強さが良かったと分析。

 また筒香には「ここ何試合か見てるとね、あんまりよくはなかったんですけど、やっと筒香らしいタイミングの取り方ができてきたのかなっていう感じのホームランの打ち方だと思いますね」と本調子になりつつあると分析。MCを務めた真中満氏は「こういうとこで、打てるのが筒香選手なので。さすがだなと思って見てました」と感心していた。

 昨年にはなかった顔ぶれの活躍で勝利したDeNA。あすこそ勝率を5割に戻したいところだ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』