● 中日 2 − 5 ヤクルト ○
<10回戦・バンテリンドーム>

 中日は本拠地での接戦を落とし連勝は「2」でストップ。借金は再び「4」となった。

 打線は2点を追う7回、8番・木下の中前適時打で1点差。8回は4番・細川が右中間フェンス直撃の2点適時二塁打を放ち追いついた。

 先発の涌井は初回、ヤクルトの4番・村上に先制2ランを浴びたものの、2回以降は要所を締め6回5安打2失点(自責点0)で降板。橋本、勝野、藤嶋の中継ぎ陣もゼロを重ね、立浪監督は同点の延長10回のマウンドに抑えのマルティネスを送り込んだ。

 しかし、守護神は先頭の長岡に右前打を許すと、その後、犠打や死球などでピンチ拡大。一死満塁で6番・オスナは浅めの右飛に仕留めたものの、続く西川に押し出し四球を与え勝ち越し点を献上した。続く代打・川端には二塁への適時内野安打を許すと、一塁ベースカバーに入った際に二塁・山本の送球を取り損ね転倒。これが悪送球(記録は山本の失策)となる間に三塁走者に続き二塁走者の生還まで許してしまった。

 マルティネスは転倒後、すぐに立ち上がりマウンドへ向かったものの、立浪監督は左腕の齋藤にスイッチ。2/3回3失点(自責点2)のマルティネスは今季22試合目で初失点となり、今季初黒星(1勝13セーブ)を喫した。