4月29日(現地時間28日、日付は以下同)。フェニックス・サンズがミネソタ・ティンバーウルブズとの「NBAプレーオフ2024」ファーストラウンド第4戦を落としたことで、0勝4敗で敗退した。

 30日にはロサンゼルス・レイカーズがデンバー・ナゲッツとのシリーズ第5戦でジャマール・マレーの決勝弾を浴びて惜敗し、1勝4敗でシリーズ敗退となり、2023−24シーズンを終えた。

 サンズのケビン・デュラントにとって、プレーオフのシリーズで1勝もできずにスウィープで姿を消したのはブルックリン・ネッツ時代の2022年ファーストラウンド(対ボストン・セルティックス)以来、自身2度目のこと。

 レイカーズのレブロン・ジェームズがファーストラウンドで敗れるのは2021年(対サンズ)以来、自身2度目のことで、今年のプレーオフではカンファレンス・セミファイナルからレブロン、デュラントがいないこととなる。

 現役最年長のレブロン(39歳)、35歳のデュラント、そして36歳のステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は今年プレーオフ出場を逃しているのだが、この3選手がいずれもプレーオフのセカンド・ラウンド(カンファレンス・セミファイナル)を前にシーズンを終えたのはなんと2005年以来初。

 2003年のドラフトでNBA入りしたレブロンは、キャリア3年目の2005−06シーズンからプレーオフデビューを飾り、通算17度のポストシーズン出場を誇る。

 2007年にリーグ入りしたデュラントはキャリア3年目の2009−10シーズンにプレーオフ初出場を飾り、今年も含めて計13度出場。2009年にNBAデビューしたカリーは、キャリア4年目の2012−13シーズンにプレーオフデビューし、計9度も大舞台に立ってきた。

 だが今年のプレーオフはレブロン、デュラント、カリーというリーグを代表するスーパースターたちがいずれも1回戦で敗退あるいは不出場となり、カンファレンス・セミファイナル進出を逃した。これは直近20年間で初だけに、衝撃的と言える展開なのかもしれない。

 今シーズンの王座獲得をかけたプレーオフは、ファーストラウンドが終盤に差し掛かっているとはいえ、ここからカンファレンス・セミファイナル、カンファレンス・ファイナル、NBAファイナルへと続いていく長丁場。

 すでに今シーズンを終えた3選手だが、アメリカ代表としてパリオリンピックのロスターに名を連ねているだけに、夏の祭典で再び活躍することに期待したい。