B1リーグの川崎ブレイブサンダースは5月24日、2024−25シーズンのヘッドコーチにロネン・ギンズブルグ氏が就任したことを発表した。

 ギンズブルグHCはイスラエル出身の60歳。現役引退後、母国リーグで指導者としてのキャリアを積み、2013年から2023年にかけてチェコ代表(FIBAランキング18位)のヘッドコーチを務めた実績を持つ。

 川崎はBリーグ開幕の2016−17シーズンから北卓也HC(現ゼネラルマネージャー)、2019−20シーズンから佐藤賢次HCと、クラブOBがチームの指揮をとってきたが、2023−24シーズンは中地区4位に終わり、クラブ史上初めてチャンピオンシップ進出を逃し、13日付で佐藤HCの退任を発表。クラブ史上初となる外国人指揮官が誕生することになった。

 今回のHC就任に際して、ギンズブルグHCはクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。

▼ ギンズブルグHC(愛称=ネノ)

川崎ブレイブサンダースのような、歴史と伝統を持つ素晴らしいクラブと、共に歩みを始められることにこの上ない興奮と情熱的な気持ちを抱いています。私は、川崎ブレイブサンダースを日本のバスケットボールのトップに押し上げるために重要な要素であるヘッドコーチという役割で携われることをとても誇りに思います。

私が川崎ブレイブサンダースに決めた理由は、このクラブが成功への野心に満ちていると思ったからです。クラブとして素晴らしい歴史を持ち、野心的な経営陣・マネジメントがより高い目標を目指す、とても組織化されたクラブと出会うことができました。ヨーロッパで体験した数々の成功を経て、日本で新たにチームを作り、また最高のステージへ導いて行くということは私にとっても挑戦です。

私が最も重んじていることは、すべての選手とチームメンバー全員が、100パーセント全力を尽くすということです。それもクラブを成功させるために。我々はオフェンスでもディフェンスでもハイスピードに仕掛け、魅力的なバスケットボールを展開し、すべての選手がクラブのため、勝利のために全力を尽くすことを誓います。

ファンの皆さまにお伝えしたいのは、私は川崎ブレイブサンダースのヘッドコーチとして活動することをとても光栄に感じていて、何よりもチームの成功のためにベストを尽くしたいと思っているということです。我々の目標はファンの皆さまを誇りに思わせ、そして喜びをもたらすことです。まだ長い道のりの始まりにあり、プロセスの始めの段階ではありますが、ファンの皆さまの後押しさえあれば。

“我々はやってみせます!”
“BE BRAVE”

コーチ, Neno