2023−24シーズン中地区優勝の三遠ネオフェニックスは5月24日、サーディ・ラベナを自由契約選手リストに公示した。

 フィリピン出身で現在27歳のラベナは189センチ93キロのシューティングガード。桁外れた身体の強さと運動能力を持ち“フィリピンの至宝”として、アンダーカテゴリー時代から将来を嘱望されてきた。そのラベナが2020−21シーズンから始まったアジア特別枠制度の1人目の選手として三遠と契約。このニュースは日本国内よりもフィリピンで大きく取り上げられたと言っていいだろう。

 4季目となった今シーズンは57試合に出場して1試合平均27分4秒のプレータイムを得ると、キャリアハイとなる同12.6得点をマーク。鋭いドライブからのダンクなどスピードとパワーを兼ね備えたプレーで、三遠のブースターを虜にした。

 今回の発表に際し、ラベナは以下のようにコメントした。

「自分を温かく迎え入れてくれたクラブに感謝しています。

 激動の4年間でしたが、このチームでプレーできて幸せでした。

 ブースターの皆さん、フェニックスに関わる皆さん、本当にありがとうございました。

 Go Phoenix!」

【動画】ラベナが25得点をマークした名古屋D戦のハイライト映像