中国山地の山あいにあって過疎高齢化が課題になっている島根県奥出雲町は、地域の担い手になる若年者のUIターンを促そうと、30歳までに町内に定住し、働いている人に向けた奨学金の返還支援制度を7月にスタートさせました。

対象は、去年4月1日以降に大学や高校などを卒業した人か、今年4月1日以降に奥出雲町内に転入または住まいを移した人で、現に町内に居住し、申請する年の4月1日現在で30歳未満であることなどの条件があります。

大学や高校などの在学中に受けた日本学生支援機構か地方公共団体独自の奨学金の返還について、月額上限1万円を5年間、最大60万円補助します。

町はこの新制度により、進学や就職などで町外に転出した人や、地方で暮らしてみたい移住希望者のUIターンにつなげたい考えです。

今年度分の受付期間は来年2月28日までで町は10人程度の利用を見込んでおり、来年度以降も継続する計画です。
問い合わせ先は奥出雲町役場の定住産業課です。