キリリとしたまなざしでイケメンぶりが際立つX(旧Twitter)ユーザー@osuyolupin3さん宅の元ノラ猫、ちゃちゃおくん。しかし実は、これはなでなでを要求しているのだとか♡今回はちゃちゃおくんについて、飼い主さんにお話をうかがいました。

出会いはある母猫が連れてきた

凛々しい表情でなでなでを要求する、ちゃちゃおくん(取材時4才)。保護してから4年たったということで、まずその出会いについて教えていただきました。

飼い主さん:
「ノラ猫だったサビのメス猫が、ある日我が家の庭に3匹の子猫を連れてきました。連れてきたな、と思って見ていたら、1匹だけ置いていってしまいました。これがちゃちゃおでした。その子猫は我が家のまわりをぐるぐる回って、ひと晩中鳴き続け、あまりにかわいそうだったので、外に寝床を作ってやり、ゴハンをあげました。うちにはすでに先住猫がいたので迷いましたが、悩んだ末に迎えることにしたのが保護のきっかけです」

なかなか懐かない猫になるかと思いきや……

――飼い始めてからこれまでで何か印象に残っている出来事があれば、教えていただけますか?

飼い主さん:
「迎える前まで、ちゃちゃおを外では一度も触れませんでした。キャリーを捕獲器に見立てて、中でゴハンをやろうとしても、なかなか入ってくれなくて。縁側のガラス越しには毎回スリスリしてくれるのですが、リアルは全然だめ。近寄ると、シャーと威嚇されていました。ですが外は寒くかわいそうで放っておくこともできず、しばらく触れないことを覚悟して捕獲してみたら、なんと家猫2日にして膝に乗るような甘々猫で驚きました。
甘えん坊なだけでなく、遊ぶとき、引っかいたり噛んだりして傷つけることがないよう気遣ってくれる、やさしい猫です」

大変なことはほとんどなく幸せばかり


――愛猫の日々のお世話を振り返り、大変だったことはありますか?

飼い主さん:
「それがないんです。ノラ猫だったのでトイレやマーキング、走り回るなど大変かと思いきや、先住猫が教育してくれたので全く困ったことがないです。むしろ人間が癒されていいことばっかり」

性格は甘えん坊♡だけど表情はハードボイルド


さらに、ちゃちゃおくんの性格についてうかがいました。

飼い主さん:
「ちゃちゃおは意外と甘えたなタイプで、『膝に乗ってもいい?』と顔を見てきます。しかし乗ってしまうと渋いノラの顔(我が家ではゴルゴ顔といっています)になるのが不思議なところです。まだまだ猫は奥深いです」

猫たちが来たことで家族の関係性にも変化が


――ちゃちゃおくんや先住猫のおいちちゃんを迎えたことで、ご家族の思いや関係性などに変化がありましたか?

飼い主さん:
「猫を迎えた頃は娘がまだ小学生だったのですが、猫を飼うのをきっかけに、家のお手伝いを積極的にしてくれるようになりました。特に先住猫のおいちは子猫のときから我が家の一員なので、次女を『わたしが面倒を見なければ』と思ってくれている様子があり、わたしが『おいち、ネコム(猫の見守りシステム)してね』と言うと、宿題をする子どもを見守ってくれるように。さすがに勉強を教えてくれるわけではないですが、子どもも励みになり頑張れるようです」

シニア期に向けて“元気で健康に”を目標に


最後に、ちゃちゃおくんとおいちちゃん、愛猫2匹への改めての思いや、今後どのように過ごしていきたいのかなど教えていただきました。

飼い主さん:
「先住猫おいちも保護猫ちゃちゃおも、我が家にとってはどちらもかけがえのない大切な存在となりました。おいちも現在5才ですがゆくゆくはシニアになりますし、ますます元気でいてもらえるように猫たちの健康には気を遣っていきたいと思っています。
Xでは毎日登ってくるおいちや、ちゃちゃおの姿をアップしていますが、それをアップすることで猫好きさんが喜んでくださったり、また同じ思いで猫たちと暮らしていらっしゃる方の声を聞けたりして、うれしくなったり勇気をもらったりしています。これからも発信は続けていこうと思っています。これからもよろしくお願いします」

カッコいい表情でなでなでを要求してくる、表情と性格のギャップが魅力的なちゃちゃおくん。飼い主さんの投稿では、ちゃちゃおくんはもちろん、先住猫のおいちちゃんのキュートな表情や姿も見ることができます。

写真提供・取材協力/@osuyolupin3さん/X(旧Twitter)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/田山郁