愛猫とスキンシップをとりたい気持ちが強すぎて、逆に愛猫から煩わしいと思われてしまうことも…?
ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん399名に「愛猫が『飼い主である自分のことをウザがっている』と感じる瞬間があるか」アンケート調査を実施しました。

【調査】約6割の飼い主さんが、愛猫が「自分のことをウザがっている」と感じる瞬間アリ


その結果、今回の調査では飼い主さんの約6割が、愛猫が「飼い主である自分をウザがっている」と感じる瞬間があると回答しました。そこで飼い主さんたちには、愛猫からウザがられていると感じたシチュエーションや、愛猫のウザがり方について、お話を聞いてみることに。

【体験談】私、愛猫にウザがられている…?

「しつこく写真を撮ると、またか…みたいな顔で目をそらされる」
「抱っこすると両手両足で拒否られる」
「近寄っただけで、ものすごく嫌そうな顔をするときがある」
「猫吸いをしたときや、『かわいいね〜』と何度も言いながらなでているとき。逃げて行ったり、『ちょ… ウザいんですけど』という視線を向けてくる」
「足をぶつけたときに痛がってると、顔を横にして半目でフンって感じで見つめられている」

「出勤時に、『行ってきます!』と顔を埋めてモフモフすると、前足で頭を押さえられて、『早く行け』と叱られる」
「鼻が湿っているのが愛らしいので、湿っているかチェックしようと鼻に指を伸ばすと、99%拒否される」
「おなかに顔をうずめてモフモフしてるとき、『またですか? いい加減にしてもらえますかね?』と言いたげな目で見られてます」
「私ではなく主人に。抱っこしたりスリスリしていると不満そうにしっぽをパタパタしたり、顔がスーンとした表情になってるとき」
「よく猫に歌ったり話しかけたりしながらなでるのですが、迷惑そうな顔をしながら『うるさい!』と言わんばかりに腕をカプっと甘噛みされます」

「なでまわしているときです。基本的には付き合ってくれますが、あまりしつこいと足蹴りされます!」
「猫じゃらしを振ってるときに、よそ見しながら、寝転びながら手だけで相手されたとき」
「触った後に触った箇所を執拗になめる・・・」
「顔を近づけると、そんなに嫌なのと思うほど避けられる」
「必要以上に『ちゅー』をしようとするので、手で私の口を押さえる」

「近くに来たので、名前を呼んだ。しかし、聞こえないふりをして行ってしまう」
「あまり鳴かないので、鳴き声が聞きたくてしつこく名前を呼んだとき。ため息をつかれました」
「お腹をもふもふしようとするとダッシュで逃げる」

【獣医師解説】猫に煩わしく思われる可能性がある飼い主さんの行動とは?


実際に、どのようなことをすると猫から嫌がられたり、煩わしく思われたりする可能性があるのでしょうか。ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に聞きました。

白山先生:
「アンケートの結果にもありましたが、次のようなことをすると猫に煩わしく思われる可能性があるでしょう。

 ・長時間なでる
 ・じーっと見つめる
 ・写真を撮るために長時間カメラを向ける
 ・何度も話しかける
 ・騒がしくする

警戒心が強いコや神経質なコ、怖がりなコなどは、上記のような行動を煩わしく思いがちだったり、ストレスを受けやすい可能性があります。猫が嫌がっているにもかかわらず長時間続けていると、猫にとってもストレスになりますし、飼い主さんとの信頼関係にも悪影響が及ぶ可能性があるので注意が必要です。

愛猫とスキンシップをとりたい飼い主さんの思いもあるかと思いますが、愛猫の距離感に合わせてあげるようにするとよいでしょう。気持ちよさそうにしていても一定時間以上なでていると怒るコもいますし、その日の気分や時間帯によっては相手をしてくれない場合もあります。愛猫が気分じゃないときはぐっと堪えて、無理になでたり刺激を与えないようにしましょうね」

(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
ねこのきもちWEB MAGAZINEアンケート『「猫あるある」に関するアンケートvol.03』
※アンケートコメントは飼い主さんが感じる愛猫に関するもので、個人の感想です。
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/雨宮カイ