厚生労働省は2018〜22年の市区町村別の合計特殊出生率を発表した。女性1人が生涯に産む子どもの推定人数で、千葉県内市区町村で最も高かったのは流山市の1・59、最も低かったのは栄町と銚子市の0・99だった。上位は住宅開発が活発で子育て世代が流入している地域が目立った。県内平均は1・25で、全国平均の1・33を下回った。

 同省によると、県内の合計特殊出生率の上位は、高い順に流山市の1・59、袖ケ浦市の1・55、印西市の1・54、四街道市の1・49、館山市と木更津市の1・43。下位は銚子市、栄町の0・99に続き、浦安市の1・00、九十九里町の1・03、八街市、酒々井町、長生村の1・05だった。

 毎年の人口動態統計を基に5年間の平均値を推定した。