千葉県は4月29日、富里市の養鶏農場で高病原性鳥インフルエンザの感染を確認し、ニワトリ約6万3000羽の処分や感染対策措置を始めたと発表しました。

 県によりますと、28日夕方、富里市の養鶏農場の農場主から「ニワトリがまとまって死んでいる」と通報がありました。

 県が遺伝子検査を行ったところ、死んでいた11羽から29日、高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。

  このため県はこの養鶏農場のニワトリ約6万3000羽の殺処分や感染対策措置を始めました。

 また、養鶏農場から半径10キロ以内にある他の29の農場で、合わせて約3000羽の移動や搬出を制限します。

 県によりますと2023年秋以降、国内の養鶏農場での発生は11例目で県内では初めてです。